とあるクライアント様のお話です。
その方の家、その向かい、その裏、そのまた裏と、なぜかその一直線だけ家が売りに出されることが多く、クライアント様も中古でその家を買いました。
両隣のおうちは問題なく、おむかいがいつも人の出入りが多く騒がしく、その裏も喧嘩の声がよくきこえていましたが、夜は静かですしそれほど問題ないと購入にふみきりました。
最初の数年は義父母さんと同居で、義父母さんは二世帯の自分の部屋に神棚をまつっていました。ですが義父母さんが亡くなり、世話をする人もいないので、丁重に神社におかえしして、そのまますごしていたそうです。
ですが亡くなって一年くらいたって、どうも体調がすぐれない。おなかの調子が常に悪いし、なんだか常にイライラする。子供にもイライラする、神棚を設置していたのをとったので、たたりでもあったのではないかとのことでご相談にきました。
どうも家の一直線に霊道が通っている。いままでそのおうちは祀っていた神道のものがいて、なんらかのはたらきによって霊道をおさえていたらしく、その働きがなくなって、じわじわと本来の霊道が通った状態に戻っていったとのこと。祟りがあったわけではない。むしろ働きがなくなったからです。
これ実はよくある話です。ちょっと今度また土地がらみのお話別途かきますけれども、霊道があるとどうしてもそこの一直線はちょっと濁ります。そういう時にちゃんと祀っていれば(これもまたいろいろ条件や、その人本人にあってないもの祀っても意味がありませんので、安易にじゃあお札もらってきてまつればいいのね!となるとよろしくないのでなんともいえませんが)、そこに霊道があっても大した影響はうけません。義父母さんはどこかにお願いしてきちんとあっている神仏呼んで祀ってらしたのでしょう。それがなくなって、本来の姿にもどったのです。
また同じように祀れば、と思うでしょうが、またこれは別世帯の話ですしきちんと世話ができるかというと自信もないとのことでしたので
そこの霊道を管轄する神社のところにお願いして霊道どかしてね、という依頼をしてくるようにお伝えしました。ですが期間はあります。その期間ぎりぎりになったら、引っ越すか、またお願いしにいかなければならないし、期間をすぎたらいっきにまたくるからね、というお話をして依頼は終了しました。
霊道というのは結構わりとどこでも通っています。そこでは水がくさりやすくなります。人間の体も水でできているので、くさりやすくなれば調子もくずし、植物もそだちにくく、枯れやすくなります。
お世話ができないだとかあわないだとかいろいろ問題点もありますが、祀る、ということは、そういう働きもある、というお話でした。
祀らなくても霊道はきちんとすればなんとでもなります。気になる方はまたご相談ください。霊道以外でも喧嘩も病気もおこりますから、それだけのせいにしたり、気にしすぎないようにだけおきをつけくださいね。