夏なので呪詛(すそ)のおはなし

投稿者: | 2017年7月23日

いつもごらんいただきありがとうございます。

小さいころ、おまじないブックを見て、満月に願いをかけたり、香水をハンカチにつけたり消しごみに好きな人の名前を書いたりしましたよね。

もともと神秘的なものに興味のあった若かりしときのわたくしは、やはり若さゆえの過ちから人を呪ったことがございます。なかなか本屋には人をどうこうする呪いなど売っておらず、それならといわゆる有名どころ、土星の護符という西洋の呪術を試したことがあります。きちんとプラネタリーアワーを調べて、結界をはって、相手が苦しむように、ひどい目にあうようにと護符に念をこめました。‥‥今思うと大変いやな少女時代だったと思います。

その効果ははっきりとおぼえていませんが、数年後、忘れたころに自宅の引き出しを整理していたら、当時使った護符がでてきて、それをかたずけようと触れたところ、ぐわっと大きな生暖かい何かが頭をつかみ、そこから2日ほど熱が出ました。体にぶつぶつがでて、はしか!?と疑われて病院につれていかれたものです。

つまり、数年(たしか4,5年)前の呪詛のエネルギ-が相手に発動せず、護符に残っており、不用意にふれたわたくしに返ってきたのです。しっかり相手をターゲットにし、術を落とし込んでいたら相手が受けていたはずの呪詛をまるまるわたくしがかぶってしまったのです。発動せずに、相手にぶつからなかった呪詛や、帰ってきた呪詛は浮くのです。呪詛が浮く。

あなた様がだれかを憎いとぶつけた思いが、呪詛になって相手にぶつかったらまだよいですが、ともすると浮きます。浮いて、ともするとご家族や、何もしらない第三者がふとその呪詛のなごりにふれてしまうかもしれません。熱が出たときにどうせやるならしっかりやってほしい、中途半端に呪いなんてするな!!と過去の自分に思いました。

呪いというのを相手にぶつけるには相当の自己コントロールと技術、相手さまにおとしこむ技術が必要です。そして、呪えばその呪ったのと同じ因縁が自分に積まれます。人に呪われたり、憎まれたり、あるいは霊などの恨みをかうことになります。そうでなくば、わたくしのように、浮いた呪詛がそのまま帰ってきます。もうしませんよ!

もし、呪詛に手をそめた過去があり、その後なにかご不安なことがあれば一度ご相談ください。自分のしたことの始末、呪詛の始末もきちんとしましょうね、という教訓のおはなしでした。

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