先月、お話しました。石やお守り大切にした人形や形見等(物)に宿る霊や悪魔、妖怪、精霊の類、そういう物を捨てるのはやはり忍びない。なんだか捨てるのが怖いという話を数件いただきました。なのでもう少し詳しくブログに記載します。
魂は「精」と「ジン」で構成されます。そして物に宿り放置していたら「精」つまり生気が解放され干からびた状態になっています。身近な例で言うと乾物みたいな状態です。
魂(精やジン)が物に宿れば何かしらの動きをします。物に宿った魂を洗い流すには、外部から精を与えてあげることで、宿ったものを除去することができます。魂は精とジンで構成されています。精は水のようなものです。精により魂は簡単に移動します。その性質を利用します。
洗い流すものですが、一般的にはお酒を使います。お酒には精が含まれています。可能であれば火の通っていない生酒が良いでしょう。また、搾りたての果汁や野菜ジュースなどでも代用可能です。大事なことは生であること。なるべく新鮮であることです。
それをお守りや石などの宿っている物に浸します。宿っているものが浸した液体に溶け出すイメージして、しばらく漬け込んでおきます。最後は、液体を排水溝に流して終わりです。
自分に取り込みたければ取り込んでもいいですが、精には霊や悪魔、妖怪も溶け込みます。自分でも制御できない衝動を得るようなものなので推奨はしません。気分も悪くなる可能性もあります。
人の魂の移動は様々な条件や制限がありますが、物に宿っているモノは精を使って簡単に移動させることができます。仏教では浄化というと火で燃やしてしまいますが、物は物として使えますので、精で浄化(洗い流す)するのが一番良い方法かと思います。また、昔から伝えられているお酒で清めるというのは伊達ではないということです。