付き合って数か月の相手が、自分の知らないところでマッチングアプリをしていたり、別の異性と会っていた。自分がわるいのだろうか。
そう友人から先日相談を受けました。こういうお悩みは多いのだと思います。また、女性の相談に多いのですが「自分がわるいのだろうか」と正悪をつけようとするもとても多いです。小さいころから教育で、自分が悪い、悪いところを直したら、事態が良くなるのだ、と教えられてきたからです。悪いところを直せば、状況がよくなる、自分がわるいのだからと自分を納得させて、うまくふるまえば相手がよくなると「信じている」からです。
私の返事はこちらです。
「違いますよ。相手はあなたと違って恋愛をする才能があるから、すぐ恋愛したくなってしまう。恋愛がしたいんです。才能であり、それはカルマみたいなものだから。一方あなたは恋愛する才能がない。すぐに他人に惚れないし、恋愛したいなんて思わない。これはね、才能の問題」
相手が悪いとか自分が悪いのではないのです。恋愛したくなっちゃう。うずうずしちゃう。かわいい子やかっこいい人をみたらすぐぽーっとなっちゃう。そういう才能をもっているのです。一方その才能がない人はもうそれがわからない。そういう衝動もないですし、恋愛自体もそんなにしようともおもわない。だからこそ、たまーにしか恋もできず、恋をしたらそれはもう人生でそうあるものではないのでずっとひきずったり、なかなか次にいけない。
これはもうね、どうしようもないのです。才能がない。そして才能が有り余ってる。
そういう相手だとわかったら、あ、こりゃどうしようもないわとその才能ごともううけとめてしまうのがまず一つ。恋愛をする才能はあるけれども、恋愛だけがしたいのだから、安心とか安定とか家庭とかそういうものはまた別だったりします。そういう人だとおもって、生活は自分でしっかりしめて握って、確固たる自分自身の立ち位置をつくって泳がせておくのが一つ。
もう一つはそういう才能を持った人はなおるわけではないのだから、すっぱり切るかどちらかしかありません。治らないものにいつまでも期待してもしょうがないですし、ご自身が悪いわけではありません。あなたは悪いわけではないのです。ご自身がそういうものをもっていないから、相手のことがわからない。相手も「ばれたらやばいな」とはおもうけれども自分の花開いてしまった才能はどうしようもない。異性に相手にされないようになっても、かわいい女の子のお尻はずっとおいかけ続けます。痛い目をみても、かくれてやるか、やらずに心の中とかみえないところでずっと誰かに恋愛をし続けます。
自分が悪い、とおもってしまうと負い目を作ります。負い目をつくると相手に対してどうしても気を使ったり、あるいはおどおどしたり、相手の顔色をみてしまいます。そうなると相手にまたご自身のエネルギー、魂をささげてしまい、自分自身はひからびて、何もできなくなっていきます。
わるいわけではない、負い目を持つ必要はない。相手はなおらない。
そのうえでご自身がどうしていくか、冷静に考えていかれるといいと思います。