成果をもとめないこと

投稿者: | 2018年8月7日

いつもごらんいただきましてありがとうございます。

人は、成功していくこと、あるいは成果を求めるものです。それは否定しません。

ですが、それをもとめすぎる、あるいはそればかりを頭において「成功したい」という心が先立つと、これその裏返し、反動もきます。

「成果を、成功をもとめるのもまた煩悩である。
これをもとめると、もっともっとと成果をおいもとめ、
逆にその成果が人からもらえねば荒ぶる。
成功したいともとめる、成功をもとめるこれは人の常成れど
その裏返しとして成果がでないときの荒ぶりもまたつらいものである。
もとめることはそれ裏返しもあること心得よ」

とのことでしたので、
達成感は素晴らしいものです。
ですが、達成したいとそこを求めてしまうと
今度は達成できないこと、成果が目に見えて洗われないことで悲しみ、苦しみます。
それらをとりのぞくこと、
これもまた、苦しみをはずすことでもあるのでしょう。

最初のうちはみなにほめられ、みとめられ、人はそれをもとめて頑張ります。ですが、それを求める心が煩悩として魂についてしまうと、褒められること、成果があがることに執着し、その執着が人をつらくさせます。

物事はなんでも裏返しがあるのです。

達成したい、達成すると喜ぶ。達成できない、ほめられない、そうなると苦しい、もっとがんばらないとと自分をおいこむ。

なんでも中庸が大事です。成果だけをもとめず、提供するものを提供し、できなくても、成果がなくてもまあそういうときもあるさと穏やかでいられれ場良いのだと思います。成果をもとめることで、今度は対抗心もつけたり、人を追い落としたり、人から奪ったり、様々なものもついてきます。自分もまわりも苦しみます。手放すこと、成果をもとめず、提供していき、生み出していくことです。

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