クライアント様にはさんざんお話していますが、そういえばブログではちゃんと説明していなかったかもしれないなと、改めて記しておきたいと思います。
型、というのは概念そのものになります。所謂、思考の設計図です。男は勇ましく、女性には優しくするもの、女は気配りができて子供産んで家庭を守るもの等、これらは概念です。このような概念を魂に持っていれば、その概念から外れそうになると型通りに思考しようと働き、型通りにならなければ頭の中で申し訳を作ります。
小さいころ優秀で器用にこなせたという人は、魂に自分は優秀であるという型を持っていることが多いです。そうすると、何かうまくいかない時や試験に落ちたり、もっと優秀な人に成績を追い抜かれたりと優秀ではない状況が生まれた時、自分は優秀だという型から外れることになります。
そうなるとその型を外せないならどうするか「たまたま、周囲がうまくいっただけ」「周囲がもっと優秀だっただけ」「自分は運が悪かった」「できないはずがない」等の申し訳を作ります。
それでもうまくいかなければ、その思考、型通りでないこと自体、「エラー」になりますからもっと自分の周りの世界を貶めるのです。周りが自分より見劣りする中に入り、自分が優秀であるという思考の設計図を正当化します。
また、設計図通りにならないエラーで、むしゃくしゃしてなにがなんでも!と「自分が優秀で褒められる場所」をどこかに探そうとします。優秀なはずであるという思考の設計図が、現実とすり合わないと辛くなります。
周囲の人間とわかりあう、許しあうという型があれば、周囲と分かり合えないと辛くなります。分り合えない自分を不甲斐なく思い、周囲の気持ちが知りたいと占いをし、こう思っているのではと消耗し、他者と分かり合えない、他者を許せない自分に苦しみます。
型が無いというのは、縛られないということ。他にも様々な要素はありますが、苦しみは減るということです。自分では案外気づけないものです。型は自分にとって当たり前過ぎて、それが苦しみの元であると誰も気づけないからです。苦しいときには一度ご相談ください。