実は、怪異や呪いを恐れることで、人にとってはマイナスの作用を起こます。世の中には様々な怪異がいます。最近では、アマビエしかり、トイレの花子さん等の学校の怪談話に登場する妖怪など、様々な妖怪も怪異になります。また、廃病院の病院室でいつもお爺さんの霊が見えるとか、旧トンネル内に現れる幽霊話もそういう類に含まれます。
元々、人の魂というのは人に生まれるくらいの大きさがあれば、人に生まれ変わります。死ねば、魂にある系譜の神仏や天使(悪魔)がお迎えにやってきます。そうですね、フランダースの犬というアニメの最後のシーンがよい例です。そして、精子が受精した卵子があれば、まず、心臓が鼓動し宿る魂を待ちます。悪魔はそれぞれ系譜を持っていますので、その系譜にあたる母胎に魂を誘導します。では、人になるだけの魂がなければどうなるのか、当然、悪魔に支払う対価もありませんし、人の魂でもないので生まれ変わることができません。
輪廻に戻れない(生まれ変われない)魂が、子孫に先祖供養をしてもらっていれば魂を貰うことができます。また、先祖供養がされない魂は、系譜に連なる人のところに行き何か役に立つことで魂を貰い、回復したら生まれ変わります。仏教で言われている輪廻とは、本来、こうした魂の循環を指しています。魂の消失と回復、生まれ変わりです。
仏教では先祖供養しましょうとよく説きます。それは、家計や系譜に属している魂を生きている者が魂を回復させ、また、生まれ変われるように輪廻に戻れるようにするための一つの方法になります。もし、結婚して子供が生まれないと悩んでいる方がいるのであれば、それは、自身の魂がないのか、家計や系譜に魂がないので生まれてくる者がいないということです。
※余談ですが、神道や教会も悪魔の系譜はあります。
では、仏教の先祖供養をすれば、すべて人生が良くなるのかというと、そういうわけでもありません。系譜や家計は悪魔や妖怪が作り出した魂を縛りつける鎖です。系譜や家計に執着や妄執させ意識が囚われます。人として生まれない魂を救うために、自分の魂を吸われたり回復させるよう働かされます。
生前、生まれ変われないくらい魂が小さくなる原因の一つとして、怪異や呪いなどを恐れることで魂がすり減ってしまうことがあります。日本人やアジアでは特に恐怖が多いので、魂が無くなっていく機会が多いのです。怪異や霊の話題やドラマを見たり、呪われているどうしようと思い意識するだけで、魂はすり減っていきます。
そう、怪異によってすり減った魂は、恐いと意識した対象に移動します。そして、怪異はどんどんと肥大化していき、存在自体が大きくなります。もし、人に生まれ変われるくらいの魂の量となれば、やがてそこには意思が生まれます。本来、大したことがない怪異や呪いでも、意識して恐怖すれば肥大化するのです。肥大化した怪異は、当然、自分自身の心身に干渉し不調や不和を起こします。
これは、生霊の類でも同様です。呪いたい相手に生霊を飛ばし、相手がその生霊をキャッチして恐怖すれば、存在を無視できないほど生霊の魂は肥大化します。呪いというは、呪いを受けた側が恐怖によって自分自身で大きくさせていることが多いのです。当然、その呪いや生霊が魂を得れば、呪われた本人に干渉します。呪った相手は、呪ったことを忘れていることが多いのです。
まず、怪異や呪いというを意識しない恐れないことが大事です。魂が失われれば生まれ変わることもできません。もし、どうしても対処が難しい場合は、当社までご相談いただければと思います。