「真理を一つ話そう。霊は力を持てないのである。
力をもとうとし、力をもったとしても、使ったら魂を使うわけであり、本人が消耗し、あるいは消滅してしまう。
ちょっとした心霊現象をおこせば、もうそれだけで消耗してしまう。何か悪夢をみた、嫌なことが起こった、それだけでもう相手がなんらかのことをしたら消耗しているのだから追い出すならそのときが機会である」
こちらは先日とあるクライアント様とのやり取りで降りてきた言葉です。よく霊道だ、霊の通り道だ、なにか不調があると霊障を疑う、それで不安になってしまう。その不安が少しでも無くなればと今回は霊の「力」についてのお話です。その辺浮遊している霊にそんな力はありません。大したことなどできません。大した霊になる条件は2つ「場所」「信仰」です。
場所はそうですね、わかりやすいところで言うと、生気の吹き溜まりです。いわゆるパワースポットと言われる生気のある場所に霊は集まります。そこにいると霊にエネルギーチャージがされるからです。心霊スポットなどが良い例ですね。あそこはそもそもなんらかの生気の吹き溜まりとなっており、本来消耗してく、枯れていく霊が、生き生きとできるところです。
もう一つは「ここに霊がある」と人の意識と信仰がそこに集まり、その霊たちが固定化されてしまったところ。これも心霊スポットもそうですが「そこに行くと霊がいる」と人が信じることで、人の魂が集まり増幅していけば、強い霊の出来上がりです。大きな事故があったところ、大きな事件があったところなどがそうですね。
元々家がそういう場所に立っているというのであれば確かにずっとチャージされ続けている生きが良い霊がいるかもしれない可能性はあります。そうではないというのであれば、大抵その辺に浮遊している霊は大したものではありません。視覚的に見える人は確かに怖いでしょうが、そうではないなら霊に必要以上に怯える必要はありません。
そうは言ってもラップ音がしたり悪夢を見る。なんとかしたい時は簡易的に祓う方法を教えます。まず、一つは相手に力を使わせるということです。
霊の消耗を強制的に引き起こすテクニックです。
一つは相手(霊)に罪を付けるということです。そこに(その場所に)存在するのは罪である。貴方は罪を犯していると相手に宣言する事。いきなりお店で「おまえ万引きしたろ!」と怒鳴られたらどうなりますか?
万引きはしていないと反抗や抵抗したりするでしょう。そういう状況下では相手(霊)は力を使おうとする訳です。
ラップ音などのポルターガイストが引き起こされるかもしれません。
それでも貴方はここに存在するのが罪!と押し通し、相手(霊)の魂が無くなるまで続けます。
そうすると相手(霊)は魂を放出してしまい何もできなくなります。
その状況になりましたら「今いる所から去れば許す」と申して終わりになります。
簡単なことです。
キリスト教の悪魔祓いに似た原理かもしれません。この場所に不法侵入したお前は罪だ!。悪魔だ!。と相手に罪を付けることによって相手は反発する。ここは自分の場所だ、自分は悪ではないと反発する。その反発により相手は力(魂)を消耗する。消耗して何も出来なくなった所へ、「去れ」と相手を追い出す。ヘトヘトになって何もできなくなった霊は、もはやポルターガイストや現世への活動することができません。
下手に相手(霊)を恐れると、相手に自分の魂が移動することになります。恐怖は相手を増長させます。あの人の霊ではないかと見えない相手を意識するあまり、せっせと相手に自分の魂を捧げる事でもあります。死んだ人間に自分を守ってくださいと求め続ければ、死んだ人間にせっせと自分の魂を与えて縛りつけ、相手の輪廻を妨げることによって、悪霊化することもあります。その場合の霊のエネルギー供給元は貴方自身になります。そして与えた霊により自分が攻撃され苦しむ。それもまたよくあることです。亡くなった方のことは相手の来世を信じて送り出す、という気持ちも忘れないでください。
本来は気にしないほうが一番です。霊的な存在や誰かの恨みを買うことで、不幸が訪れたり悪いことが起きるのであれば、大変恨まれていそうな政治家などはもっと霊的なものに脅かされていなければなりません。そう、「憎まれっ子世に憚る」なんてことわざは生まれない訳です。
上記はあくまで人の霊に対しての対処です。何かに悩まされているというのであれば試してみるものいいかもしれません。