人間関係がうまくいかない人へ

投稿者: | 2024年2月19日

うまいこと他者と関われない、どうしても相手に合わせてしまう、自分の意見を言えないのでしんどい、というのはよくあるお悩みだとおもいます。仕事関係、友人関係、あるいは義理のご家族など、付き合わなければいけない状況になることもあるでしょう。そういう場合に一つヒントとなるお話が先日ありましたので、シェアしておきます。

「付き合うもの、すべてを相手にすることはない。
相手にする必要はない。
付き合うものは、それぞれに自分にとって有効的な側面だけとつきあえばよく、
相手のすべてとつきあうことはない」

のだそうです。

例えば、だれかとつきあうにあたって、相手すべてを受け入れよう、理解しよう、相手の悩みやこまっていること
相手の好み、相手の望むものをみたそう、
友達の相手をしよう、と思うことはないのだそうです。あいてのことを好ましいとおもったら、
あいてのすべてを「相手してしまう」から、自分もまた相手とむきあわなければならないのです。

付き合う人間の「すべて」を相手することはありません。
自分にとって必要なところだけつきあえばいいのです。
一緒にカフェいきたいなら、そこだけ、なにか趣味のことを話したいなら趣味のことだけ
自分にとって有効的な側面だけつきあって、いろんなことを分散すれば、
それほど「相手にする」ことはありません。
「相手にしてしまう」とその分相手とむきあわなければならないことが増えますから
増えれば増えるだけ相手とのちぐはぐがみえてきます。

趣味があっている人間が性格があうわけでなく
食の思考があっている人間が、趣味があうわけでなく
同じように職場に不満をもつものが、金銭的な価値観があうわけではありません。

Aの部分があっていても、それ以外の部分はみな違うのです。
だからこそ、AはA,BはB,CはCと
それぞれの付き合いの場所をかえることで、
「すべてを相手にしないこと」です。

たまたま同じ会社にいた、同じ趣味があった、おなじ幼稚園でつながった。そういう場合でも、「そこだけが共通している」とまずご自身で理解なさることです。

そこだけが「心が同じ」とおもってもいいです。その部分だけで付き合い、他の部分は基本的に合わないもの、と心にとめておくだけでも違います。Aの部分があっているとおもうと、無意識で人は「仲良くなれる、仲良くなりたい」と求めるものですが、裏をかえすと「Aの部分だけしかあってない」「他はあわないかもしれない」のです。

ならば無理をしないこと。Aの部分だけあっているのであれば、そこの部分だけで相手することです。