苦しい(?)恋愛をするということ

投稿者: | 2024年3月30日

結婚については「お互いがいればお互いすこし便利なくらい」がちょうどいい、というお話をしたかと思います。

これはなぜかといいますと、一つは恋愛において相手を求める心や衝動と、向こうから求められたいという衝動によって、人の魂はマイナスになっていくからです。それによって、さらなる将来に自分自身のリソースを支払えなくなっていくからです。

大恋愛や、紆余曲折の恋愛をすることによって、そこに大量の自分自身というリソースを支払い、支払ってしまうとその後に運命を作れなくなります。恋愛がゴールではなく、人生その後も長いのです。リソースがなくなると、魂が余裕がなくなり、生活においてもぴりぴりと余裕がなくなります。そこで魂を回復していくようなことをしていけばいいですが、それもなければその後運命を作りにくくなります。大恋愛してリソースをなくし、その後恋愛もできない、こりごりと動けなくなったり、何かトラブルがあったときに切り抜けなくなります。恋愛というのは魂からいうと実はダメージが大きいものです。それでも得られるものもあるのですから、人はどうしても落ちてしまうものでもありますが・・・・。

すこしお話がそれますが、以前手相占いの大家さんとお話したときに「恋愛というのは手相にくっきり刻まれるものなんだよね」という話題がでました。生命線を横切るように、くっきりとその年齢年齢で刻まれる恋愛の痕跡があります。つらい恋愛だと大きく、深く刻まれるそうです。そうおもうと手相というのはたしかにその人の人生の図なのかもしれません。

不倫や、苦しい恋愛などをしているときには少しだけ頭のかたすみに「これは魂にとってはダメージなこと。その後のリソースを減らしてしまうこと」と思って、ブレーキをかけられればなあとおもってこちら書いております。恋愛は恋愛で人生にとっては彩ですが、ダメージも大きいものだと思ってください。

恋愛依存というのは他の依存とおなじく、自分自身にたくさん傷やダメージを負わせるようなもの、一種の自虐行為でもあります。自分を傷つけようとすることであって、消耗しようとする動きです。

恋愛をしたくない、というのはダメージを負いたくないということであり、それもまた魂にとっては選択です。

恋愛と結婚は別です。結婚は「お互いがいればお互いが便利なもの」と思って婚活なさったほうがうまくいきます。あいてに依存してしまうようであれば、相手にとっては「お互い便利なもの」ではありません。あいてが子供を求めないのに、子供が欲しいと思うのは「お互い便利なもの」ではありません。

一緒にいて不愉快とか嫌いとかそういうのではなく、まあ一緒にいられるな、お互いいるとお互いにとって便利だな、というほうが仲良く暮らしていけるものです。そうでないなら、パートナーの解消もまたありだと思います。お互い便利でなくなってしまったのであれば、もうそれは仕方のないことです。

苦しい、やめたいけどやめられない、恋愛に依存してしまうという場合にはまたご相談ください。